第23回 オフラインイベントの開催

オフラインイベントの開催
一口にオフラインイベントと言っても大小色々な規模のものがあり小さな会場に自分のPCを持ち寄って一緒にゲームをプレイしてワイワイ楽しむLANパーティや、海外では一万人以上が参加する大規模な大会(ドリームハック等)まで存在する。
ボイスチャットなど限定的なコミュニケーションであるオンラインと異なり、実際に共にプレイすることで、お互いの連携が成功したときの喜びもひとしおだろう。このようにオンラインとはまったく違ったコミュニケーションが展開されるのも醍醐味で、仲間達と出会うリアルな体験はコミュニティをより堅牢なものとしてくれるだろう。

余談だがボイスチャットでの声から想像する顔とオフラインで実際にご本人との顔のギャップも楽しめる。

オフラインイベントとは

オフラインとオンライン

オンラインプレイの場合には接続環境は距離の影響もあるが自宅やネットカフェなど接続環境は様々だ。

プレイヤーによってはネットワーク環境が良くないプレイヤー、また必要なスペックを満たして無いプレイヤーのように条件は様々である。

この様々な条件下で、ゲームサーバに接続したならば自然とプレーヤーごとに通信障害が発生してしまいラグと言った通信の遅延が発生してしまう。

例を上げるならば、あるプレイヤーからは、「相手が自分の目の前にいるのに、相手側からすれば既にそんな場所には居ない」の様な通信の遅延による位置情報の誤差が生じてしまうなどの症状が発生するケースもある。
しかし、オフラインになればローカルな接続環境によりこのようなプレイヤー間の通信格差を是正することができる。

企画を考える

自分達が行いたいオフラインイベントの企画を考え簡単でいいので関連する諸事情を一緒に書き出してみよう。思ってもみなかったことが起こるのが常なのであり得なさそうなことでも出来るだけ書き出していこう。

  • 仲間内での開催か広く参加者を募るのか?
  • 参加者を募るのであればどのくらいの参加者が見込めるか
  • LANパーティを企画する or オフライン大会を企画するのか観客の有無
  • 設備などの問題

会場場の選定

LANパーティーの会場

本来LANパーティはBYOC(Bring Your Own Computerの略)と言われる、自分のPCを持ち込んでゲームを楽しむのが基本であるが、ネットカフェでも最近はオンラインゲームのパーティプレイに理解をもっているネットカフェも増えてきており小規模のLANパーティを企画しているなら設備などが完備された施設を利用する方がPCの手配などの手間を減らせるうえに場合によっては一晩中でも楽しむことができる。他お客さんへの配慮は当然必要だが是非近くのネットカフェに相談してみよう。

参加人数が多いと予想されるなら公民館や民間のイベントホールなどを借りる方が良いだろう。始めでも述べたように基本はBYOCなので、ネットカフェを使う場合でもネットカフェ以外の会場を利用する場合などでも、BYOCのブースを設けるのがいいだろう。

また、ネットカフェを利用する場合でBYOCブースを設けることを考えているのならば、店舗のスタッフに事前に確認をとる必要がある。

オフライン大会の会場

当プレイトークでは会場としてネットカフェを利用するのをお勧めしたい。
大会となると、順位を競うことになり公平さを求められることになりまず公平な環境を作ることが重要となる。
ネットカフェであればPCスペックもほぼ均一でネットワーク環境も初めから用意されていることもあり公平な環境を構築できる点からネットカフェをお勧めしたい。

観客をどうするか

これはどちらの場合にも言えることなのだが、観客を入れることによってイベントは盛り上がる。観客を入れる場合などは、イベント参加者+観客を頭に入れて会場を選ぶ必要がある。

イベント開催に向いている会場

企画が決まったなら、企画で決めた人数が収容できる会場を探さなければいけない。

オフラインのイベント開催で一番苦労するのは、この開催場所を確保することが一番大変だと言える。会場を探すのには手間もいるし、借りるのにも費用がかかるからである。

イベントを開くのであれば、設備が整っているネットカフェなどを使用するのも良いだろう。少し前のまでのネットカフェならば、ネットカフェの店内の座席の構造は、ボックス席や個室席のように部屋ごとに区切られた構造になっている店舗が多かったのだが、近年では区切られた部屋を少なくし、オープン席を重視している店舗が増えてきている。

また、近年イベントに積極的に協力してくれるネットカフェも増えてきており、最近では東京 秋葉原にある、ネットカフェ『icafe』では、ボイスチャットの使用や大きな声での会話もOKなどオンラインゲーマーにぴったりの環境を用意されている。
オンラインミリタリー系FPS『Alliance of Valiant Arms』『サドンアタック』のオフライン大会なども頻繁に開催されているのでオフラインイベント開催を検討しているのならば是非お勧めしたい。

設備などの事前調査

会場の選定が終了したのならば参加者の人数などを想定し、会場のネットワーク速度などの調査をする必要がある。

また、電源の許容量は見落としがちになるので注意が必要である。一般的なイベントホールなどはPCを大量に配置することなどを考慮されていないことが多いので、会場の電源の許容範囲も調べておく必要がある。

電源使用量は参加者の人数で変わるが、標準的なPCの電源容量は500wぐらいなので、その電源容量×参加者数でイベント会場の必要電源主要量が割り出せるので、BYOCやホールを借りることを想定している場合などは特に気にかけなければならない。

参加者への配慮

オンラインならば自宅などからの接続となるため夜間からの開催も可能だが、オフラインのイベントとなると未成年者や参加者の移動時間なども考慮して開催時間を決めなくてはならない。

イベント参加者は、オンラインでは面識があっても実際の面識が無い人がほとんどのため、運営としては円滑なコミュニケーションのため配慮する必要がある。

自己紹介タイムを設ける
ハンドルネームを明記した名札をつけるなど交流をはかりやすいよう配慮しよう。

簡単に記したが実は運営がもっとも気を遣わなくてはいけない重要ポイントだ。
面識のないオフラインイベントにプレイヤーが参加するのはかなり勇気のいることだ。
話しやすい雰囲気や見知らぬ人とのちょっとしたチームを組んでのイベントを設けるなど、運営は常連だけで固まらない配慮を行いむしろ常連には積極的に初対面の人間をホストするよう促そう。
せっかくのオフラインイベントを開催するのだから誰にとっても「来てよかった!」と思えるイベントを目標とすることで運営するスタッフにとっても大きな喜びを与えてくれるだろう。

敗者への配慮

大会開催の場合、順位を競うことが大きな目標であり、絶対に敗者が出るわけである。当たり前のことだが、勝者よりも敗者のほうが圧倒的に多い。イベントの内容によっては負けたチームはその時点で帰ってしまい自分達のオフ会に突入してしまうケースもあり決勝にもなると最低2チーム+観客の極僅かな人数となってしまい、結果的に試合がまったく、もり盛り上がらなくなってしまう可能性もある。
そのため負けた方々もイベント終了まで楽しめる配慮をする必要があり運営の腕の見せ所といえるだろう。

例を上げるなら、

  • ダブルイルミネーション形式など敗者復活戦を設け試合への意欲を持続させる。
  • 大会の最後に全員参加型のイベントを開催する
  • 実況・解説をいれ見ていても楽しめる工夫をする

など大会となると敗者はどうしてもでてしまうものだが大会の最後まで楽しめるよう考えることは必要だろう。

未成年への配慮

ゲームということこともあり、未成年のイベント参加者が発生するのはやむを得ない

各自治体によってばらつきがあるが、基本的に未成年者は深夜の外出が禁止されている。一般的には「深夜」の区切りは午後11時から翌朝の午前4時もしくは5時までを指し、イベントを開催する場合は開催場所の各自治体の青少年保護育成条例の規定範囲内でイベントを終了させる必要がある。

また、イベントが夜間まで開催を予定している場合は、条例の時間を超えてからの未成年者の入場を禁止するなどの処置をしなければならない。

非参加者への配慮

開催地が遠距離のためイベントに参加したくともできない人のためにイベントの模様をネットで配信するなどの工夫すると良いだろう。
楽しい会場の様子を配信することによって、今回は残念ながら参加できなかった参加者にも会場の雰囲気を伝えることができ次回参加を促すことができる。

今回この項では詳しくは解説はしないが、こういった大会の模様を配信するには放送用のソフトを使うことになるのでまた別の機会に解説したい。

このようにメリットとデメリットを挙げてみたが、一見オフラインイベント開催には開催者側にデメリットが多くなるが、その分コミュニティには大きな貢献となる。

イベントとなると気負ってしまうが自分達が楽しめるための行うのでありイベント運営会社になることが目標ではないので、まずはコミュニティの中で仲良くなったプレイヤー同士で集まり、LANパーティから始めるがいいだろう。

実際に会ってプレイすればオンラインでは味わえない、違った楽しさを味わうことができるのでぜひチャレンジしてもらいたい。


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