
「優勝は当然の結果」SACTL2009 優勝クラン「NabD」インタビュー

2009年12月19日ベルサール秋葉原にて開催された『サドンアタック』今年最後の大勝負SACTL2009
全国多々あるクランの頂点にたったのはクラン「NabD」
ご存じのように数々の大会に優勝し強豪チームとして名をはせてきたクランであり、サドンアタック公認インストラクターであるKeNNy氏を擁するクランとしてサドンアタックプレイヤーなら「NabD」を知らないプレイヤーを探すほうが難しいほど知名度の高いクランだ。
しかし意外なことに公式大会SACTLでは、大本命といわれながらも過去優勝を逃しおり実は今大会が彼らの初優勝。
今回は優勝クラン「NabD」のメンバーとIRC上でインタビューを実施し大会を振り返りながらオフラインでのセッティングやメンバーの選定など興味深いお話を伺えた。
優勝クラン「NabD」
(DHARMAPOINT) SACTL2009優勝 おめでとうございます!
(NabD一同) 有難うございます
(DP) ではさっそくですが、まずは優勝してからの周りの方々からの反応に変化はありました?
(まっちゃー♪) 一般サーバーでプレイしている時等に『やはりNabDやってくれた!おめでとう!』と言う言葉を多く貰えるようになりました。自分個人としてはやはりNabDを応援してくれている人たちが多いんだなぁと嬉しい気持ちになり、頑張ろうと言う気持ちがもっと増しましたね。
(DP) さてSACTLといえばオフライン大会ですが今回のメンバーの中でオフライン経験者の割合は?
(Akihiro) 僕は初めてのオフラインで、正直不安もありました。
(まっちゃー♪) えーっ。ここは自分がまとめて言いますね オフライン未経験者はFlameとAkihiroの二人です。Yukiはe-stars2009 都内のネットカフェ大会に数回出場、KeNNyはYukiと同様ですが、彼は昔CS(カウンターストライク)のころにオフラインは何度も経験しているかと思います。
自分はe-stars2008に2度 e-stars2009に1度 先ほど言った通りi-cafeでの練習をしていた位ですね。
(DP) なるほど 実際にはオフライン経験者から未体験者へのアドバイスは?
(まっちゃー♪) 取りあえず焦らず落ち着いて当たらなくてもいいからいつも通りの考えを持って動け。ですかね。
でも正直NabDにそこまで作戦があるってわけじゃないですよ。その場その場で個人個人が判断して動くスタイルなので緊張して焦ったりすると持ち味がいかしきれないので「焦らず落ち着け」と言いましたね。
(DP) その個人個人の判断というところで練習の時に食い違いはなかったですか?
(まっちゃー♪) あったと思いますが、それでも一人一人が練習の時に他の人に動きを合わせていき、それが形になっていきましたね。取りあえず各自どこを見ているかの報告などは徹底させてましたね。
自分も不安だったのですが、決勝当日は皆うるさいくらいに声を出していたのでカバーも早く、連携が取れてました
(KeNNy) とにかく勝とうって話していましたね「勝てる!勝てる!」じゃなくて 少しの不安も許さないように「勝つんだよ」って言い聞かせてました
(まっちゃー♪) ま、俺は「勝てるかわからねーなー」ってずっと思ってたけどなー(笑
(KeNNy) リーダーは優柔不断なんです。確かに勝てる確証はなかったですけど日本のサドンアタックはレベルが上がってきてるので、どこが勝ってもおかしくない状況ですから。
(DP) たしかにレベルの上昇は年々感じますね
大会を通して
(DP) では大会を通してみて、相手方のチームはいかがでしたでしょうか?
(まっちゃー♪) オンライン上であればLunaScapeで、決勝戦で言えばesu.jpです。プレイヤーで言えばARのcurarpictさん。 SRで言えばSaFiNさん。普段の練習試合でもLunaScapeさんとは対戦していたのですが、勝ったり負けたりだったので、実は不安なところが多かったです。
練習試合では大会で当たるマップではお互いやらないのですが、調子のいいところはオンラインでも勢いがあることがわかるんですよね。 でも今回はいざ試合になるといつもの勢いが無く、相手がテロリストの時、相手方の緊張を感じましたね。 何となくですがw
(DP) 決勝戦で話題となったスナイパー対決は?
(まっちゃー♪) 自分はアサルターなので見ていた感じだけでしかわかりませんが。
Obliviousさん、彼は強かったですねーw 驚きました
(DP) 会場ではYukiさんの神テクがいろいろ出現し実際、スタジオでもスナイパー対決をかなり話題にしてましたね?
(まっちゃー♪) Flame やその他のクランのSRよりもYukiが圧倒的な強さを見せ付けてくれましたね。
(DP) その・・会場で話題になった普段はノートPCでプレイしているというのは本当ですか?
(まっちゃー♪) あーあれは、勘違いですね。実況側、運営側の方でもYukiがノートパソコンだという風に思い込んでいたみたいなので仕方ありません。 ノートパソコンで普段playしてるのはFlameですw
(DP) というわけでFlameさん、実際オフでマシン変わるって相当のプレッシャーですよね。どうでしたか?
(Flame) ですねー。前日に弟のPC借りて会場と同じような設定でやってたんですけれど、大会の緊張とかがあって普段通りっていうのは、やっぱり無理でしたね。1試合目が始まった時の1stラウンドとかがもうどこに敵がいるとか全く把握できませんでした。
もう頭の中が“真っ白”っていうんですかね。報告も聞けない感じでした
声を掛け合うことが大事
(DP) 会場ではチーム内でよく声を掛け合っていましたが、実際にはどんな内容だったのでしょうか?
(まっちゃー♪) はい、やっぱり敵を倒したらナイス!とか声を掛け合うようにして、そこら辺は当たり前のように大声で叫んでましたねーw。途中で運営の人に声大きすぎるといわれたくらいなので自分は大きかったと思います・・・
(KeNNy) あとはラウンドとられた時とかはどうしても凹んじゃう部分があるんですが、そういう時、味方を慰めてあげるのもチームメイトとしての仕事です。今回は"オフライン未経験者二人(Akihiro, Flame)いたので色々とサポートしていたつもりでした。緊張って最初のうちだけだと思うのですよ。プレイしてればだんだんその環境に慣れていって落ち着いていくとおもうので
(Akihiro) 僕の場合、前半の方はオフラインの環境で、いろいろ戸惑ってましたが、KeNNyが横でずっと声を掛けてくれて勇気付けられましたね
(まっちゃー♪) 緊張をなくすには集中
(DP) 集中できていないから緊張すると?
(KeNNy) 緊張する → 集中できなくなる → 真っ白
(まっちゃー♪) 集中したら緊張なんて忘れて気づいたら終わってますね
(FLAME) 僕はまさに気づいたら「終わってた」って感じでした。
オフライン大会でのセッティングについて
(DP) やはりオフライン経験者が多いと試合では有利でしょうか?
(KeNNy) 有利不利という意味とはちょっと違うと思いますけどディスプレイの設定やドライバーの設定がわかった方がより普段プレイしている環境に近づけるので経験者がいないよりはいいですね
(DP) 自分のやりやすい環境にいかに近づけるか?ということでしょうか
(KeNNy) そうですね。さすがにディスプレイの位置だったり高さだったりは個人の好みなので任せますけど初めてだと設定とかに手間取って時間かかっちゃうんで当日はAkihiroとFlameの設定周りは僕がほとんど担当しました。
(DP) 実際には運営サイドから セッティングにどのくらいの時間をもらえますか?
(KeNNy) 10,15分ぐらいでしょうか。早く終われば、その分その環境をプレイする時の姿勢が作りやすくなるので早目にセッティング終わった方が有利ですね。
(DP) これでOKというセッティングの判断基準や優先順位は?
(KeNNy) ぶっちゃけ、優先順位というものはないですね。全てが重要ですし自分の中では、やはり自宅と同じ環境に近づけるためのセッティングを99%行って、初めてOKが出せます
(KeNNy) センシの設定に関しては、OS側はデフォルト、ゲーム内の設定は保存されてるので触ることはあまりないですが、確認はもちろんします。
またモニターのリフレッシュレートや、VGAドライバーのプロパティ(NVIDIA コントロールパネル)などですね、あとはVC(ボイスチャット)を使用するので、ヘッドセットマイクのセッティングを行います。
あと、これは重要なことなのですがFPSゲームをプレイするうえで特にディスプレイのリフレッシュレートを変更しないとまともにプレイできないんです
(DP) 特に重要だと?
(KeNNy) はい、そうですね・・・ワイド液晶の話になっちゃいますけどワイド液晶だと、横に広がりますよね、その広がりが嫌で、アスペクト比を4:3に固定するのですが無理やり設定しちゃうと、今度リフレッシュレートが60Hz固定になっちゃうんですね。ディスプレイ側で内蔵されている設定で、アスペクト比を4:3にできるモニターなら75Hzまでいけるんですけど
実際、60Hzってかなりやりづらいんですよ。うちらはマウスをぶんぶん振り回しますから60Hzだと描写が追いつかないんです。だから75Hzに上げる必要があるんですね
大会に向けての練習について
(DP) では今回の大会に向けての総練習時間はどのくらいで?
(KeNNy) 細かくはわかりませんがクランでは毎晩21時~0時30分ぐらいまでクラン戦してました。
(DP) 毎晩といえば、合計してみれば結構な時間ですよね
(KeNNy) そうですね、このメンバーになってから約2ヶ月そういう状態でした。まぁ土日とか連休は休みの場合もありましたけど。
(DP) メンバー間のプライベートはどのように調整を?
(KeNNy) それぞれ練習に出れない場合は携帯メールなりIRCなりで報告してましたね
(DP) なるほど 毎回の練習の具体的目標など差し障りなければ
(KeNNy) とりあえずは、普段の練習でも負けないようにやってました。
(DP) 練習では対韓国戦を意識したりは?
(KeNNy) いやーしてないです。
(DP) まずは国内と?
(KeNNy) そうですね、それに韓国とのレベルの差はここ1年で縮まったと思います。
(DP) そうするといよいよ実力を証明する時期が来たと
(KeNNy) というのも今年のe-stars seoul 2009のNabD vs KSP-Gaming戦ではもう少しで勝てそうでした
(まっちゃー♪) 俺が穴ったせいで・・
(KeNNy) 俺もあの解除ミスがなければな。。。
(Akihiro) ・・・。
(KeNNy) 流れが変わったかもしれない・・・。
(DP) みなさん!e-stars seoul 反省会じゃないですから!今日はSACTL2009優勝インタビューですから!
決勝戦 esu.jpについて
(DP) では決勝戦の対戦相手であるesu.jpさんについて
(DP) 初戦はとられましたね
(まっちゃー♪) とられましたねー
(DP) 決勝戦、初戦シティキャットを取られた要因について、いま思うとどうでしょうか?
(まっちゃー♪) まず相手が流れに乗っていたという事と自分の指揮の読みが合わなかったですね。
例えば、1R目にBサイトにラッシュをしてきたとして作戦が成功した場合、定石として次のラウンドでは自分なら囮として一人でBサイトにフラッシュボムを炊いて突っ込み他プレイヤーをAサイトに行かせたりする戦法があります。
Bサイトに囮として行くプレイヤーはただ突っ込んで死ぬんじゃなくて途中で待って相手の足音を聞いたり時間を稼いだりして。それで一人は削れればラッキーじゃないですか、でも今回はそれらの読みが合わなくて予想した方と逆に来ていたことが何度かありました
(DP) なるほど 定石ですが esu.jp側はそれを読んでいた と?
(まっちゃー♪) 自分がただ単に深く考えすぎただけかも知れませんが結果として取られましたので。
(KeNNy) 初戦のシティキャットは青チームではなんとか5本とれましたけど作戦がうまく実行できずに終わったり流れをうまくつかむことができませんでした
(DP) その点についてリーダーは読みが外れたということですが
(KeNNy) 確かにリーダーが作戦の指示をしてましたけど、他のメンバーから、もっとこうした方がいいとかっていう提案が試合中に出ず、みんなそんな余裕がなかったと思いますので、その辺、反省点ですね。作戦が3つぐらいしかなくて、練習もそんなにできなかったんですよ。
(まっちゃー♪) 作戦なんていらないでござる!!!!
(DP) えー!そうなんですか?
(KeNNy) いや、普段のNabDのスタイルがあまり作戦らしいことしてないんで・・・wそれがこのクランに合ってるんですよ。作戦らしい事するとぐだったりすることが多いため・・
(DP) 臨機応変に対応すると?
(まっちゃー♪) 昔から作戦らしい事をしようとすると確実に弱くなるので作戦って言う作戦は1つや2つあればいいや程度です。自分の中では。 ただCTの配置はちゃんとありますね
本戦でのメンバー選定について
(DP) では今回の大会でのメンバー選定について、どうやってメンバーを決められました?選定にあたっては苦労した点はあったのでしょうか?
(まっちゃー♪) 自分自身が『この人とヤリタイ!』と思った人に声を掛けて決めました 勿論、Akihiro やFlameが入る前からいたkenny Yukiとも相談して許可も得ましたよ。
(まっちゃー♪) 基準は?と聞かれると普段相手に彼らがいて 戦ってる中で惹かれたんでしょうね
(DP) 引き抜かれた方としてはどうだったのでしょうか?
(Akihiro) はじめは、いきなりNabDのリーダー抹茶さんがircでトークを送ってきて正直びっくりしました。
勧誘されるとは思ってなかったので(笑
(FLAME) 僕は以前quiNtet..ってクランにいたのですけれど大会中?だったかな?確かその期間に勧誘されまして、だいぶ驚きましたね
(DP) その時の勧誘についてクランメンバーはどのような反応だったのでしょうか?
(Akihiro) 大会中にお誘いをもらっていて負けた後にクランメンバーに話したんですが、「え!まじかよ!やったじゃん!」って反応でしたねw
(DP) では最後に、サドンアタックでは様々な大会で優勝し強豪クランとして有名ですが実はSACTLではクランNabDは初優勝ですね。
(まっちゃー♪) 優勝した時は本当にメンバーに感謝しました。 僕が最高と思ったメンバーを集めたチームなので当然の結果だと思っています。
(DP) ちょ! それだと 全国のクランから狙い撃ちですよ!
(まっちゃー♪) のぞむところです(キリッ
(KeNNy) 僕はSACTLに関しては、2007年のRustyEggsと今回で2回目なんですがやっぱりたくさんのファンに応援していただいて、期待に応える事ができて非常に嬉しく思ってますし、これをキッカケにNabDを目標としたクランがたくさん出てきてほしいですね。
(DP) 本日はありがとうございました。是非、全国のサドンアタックプレイヤーの目標となるクランとなってください。
(NabD一同) ありがとうございました!!
優勝は「当然の結果」と語るリーダーは、まさに彼らのクラン名の由来、Not a big Deal (大したことじゃない、どうでもいい)を地でいく爽快さがある。
今大会では オフライン大会未経験者を補うベテランの存在が大きかく、まだまだ成長の伸びしろが残されており、彼らの目指すメンバーそれぞれの判断で臨機応変に対応できるチームへクラン「NabD」は着実に近づいているといえよう。
『サドンアタック』SACTL2009優勝チーム『NabD』にスペシャルマウス贈呈!

特別仕様の赤いホイールラバーに、銀箔によってメンバー名、大会時の使用武器を配しました。
マウス表面は、原始鋭い断面で武器として使用されマグマが特殊な条件下のもと生成される黒曜石をイメージし作成されました。二重塗装により表現し光の加減によって下地のシルバーが浮かびあがります。
過去のトロフィーデバイス
SACTL2007 優勝 RustyEggs
DharmapointよりSACTL優勝クラン “RustyEggs” にスペシャルマウスを贈呈!
Asia Championship日本優勝 NabD
DharmapointよりAsia Championship日本優勝クラン “NabD” にスペシャルマウスを贈呈!
SACTL2008 優勝 iZoNe
DharmapointよりSACTL2008優勝クラン “iZoNe” にスペシャルキーボードを贈呈!


























