
日本初!? 本格eスポーツマンガ「GoodGame」の作者、友吉先生にお話を伺ってみました。
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8月11日に発売されたコミックギアに掲載された日本初のeスポーツ漫画「GoodGame」。
既に購入して読まれた方も多いかと思います。初めてのeスポーツ漫画ということで作者である友吉先生にお話をお伺いしようと、コミックギア制作部に早速お邪魔しました。 eスポーツをテーマにした理由や先生ご自身のゲーム歴や「GoodGame」のこの後の展開など、ちょっとネタバレな内容も含めてお送りいたします! |
DHARMAPOINT(以下DP):
発売おめでとうございます。日本初のeスポーツ漫画「GoodGame」さっそく読ませていただきました。ではウォーミングアップという訳ではありませんが、まずは軽く友吉先生のプロフィールなど・・・
友吉先生:
商業紙でのデビューはいまと同じ芳文社より“まんがタイムきららキャラット”でデビューして単行本もださせていただいて今回は2作目ですね。
DP:
コミックギアの作り方も作家全員が一所に集まって制作するという今までにない斬新なスタイルが話題ですが、どのような経緯ではじまったのでしょうか?
友吉先生:
制作総指揮でもあるヒロユキ先生が「みんなで一カ所にあつまって1つのマンガ誌を作ってみよう」という企画を考え、それを聞いた芳文社さんが、面白そうだなということで受容れてくださいまして、それがスタートですね。
僕は、もともとヒロユキさんの知り合いということもあって、もう7年くらいの付き合いになるのですが、僕が同人誌を書いていて、そのときからの付き合いですね。それでヒロユキさんから、「こういう企画を考えたのだけど、どう?参加してみない?」とお誘いを受けまして今に至るという感じですね。
作家全員参加の製作について
友吉先生:
まあ、苦労は多いですよ(笑)一人でやっているとどうしてもダレてしまうというか、時間にルーズになるというかそういうこともあるのですが、いまは仕事場にきて他の作家さんの目もあるので、よい意味で緊張感がありますね。
また漫画家さんは徹夜したり結構夜型の人がいたりして生活のリズムが乱れがちなのですが仕事場に朝入って夜帰るという若干、会社的な日々なので生活のリズムが整うのというのも大きなメリットですね。

作家さんが集まって制作するコミックギア制作部の様子、取材当日も皆さん和気藹々と作業されておりました。
日本初のeスポーツ漫画「GoodGame」について
DP:
ぶっちゃけ、eスポーツというテーマに決められたのは、どのような理由からなのでしょうか?
友吉先生:
そうですね。ぶっちゃけ、言っちゃうと、まだ誰もやってなさそうだったということが大きくて。まあ、誰もやってないし面白そうだからいいかなと
DP:
たしかにドキュメンタリー系のものは過去幾つかありましたがガチでEスポーツをテーマにという漫画は初めてですよね。題材としてはたしかに今まで何でなかったのだろうって思いますよ。
僕らとしては、どなたかeスポーツ題材で漫画連載始まらないかな?などと勝手に期待していましたので今回の連載開始は大注目です。
友吉先生:
僕自身もそう思うところがあってeスポーツの漫画なり、なんなりが出てきたらいいなと思っていたのですが、なかなかそういうのも出てこないし、じゃあ僕がやってみようかなと。
DP:
昔“エースを狙え”とか“巨人の星”をみて、影響されて、初心者なのにテニス部に入部してしまったりする人がいたじゃないですか。なんかそうなったらいいなとそういう期待もあったりして・・
話が脱線しそうなので本題に戻しますと今回eスポーツをテーマでいこうと決定したときに、実際に周囲の反応はどのような感じだったのでしょうか?
友吉先生:
第一声は「何それ?」でしたね。もちろん僕以外の周りの人はeスポーツについては、まったく知識がなかったです。
それでコレコレこういうゲームで試合をするのだと日本では、まだまだだけど、海外ではこんなに盛り上がっていて大会には賞金があって、それで生計をたてているプロがいてスポンサーがつくなど職業としてゲーマーが成立している世界があると説明をすると「そういうのがあるのか?」と驚いて興味をもってもらえましたね。結果「面白そうじゃないか」というのが最初の周りの反応でした。
ゲームはスポーツじゃないだろうという意見も当然あったのですが、そのあたりは日本人的感覚でスポーツというと体を動かしてという運動系が一般的な見方ですのでしょうがないですね。
ですが例としてF1レースなど引き合いにだすと、あれ個人的には体動かしてないけどスポーツですよね?と聞くと頷かれるので、まだまだ誤解があるのだと思います。
DP:
おっしゃるとおりです、F1がスポーツでなかったらスポーツカーというジャンル自体成立しなくなりますね。それでは周囲から反対意見などは特になかったのでしょうか?
友吉先生:
反対は特になかったですね、まだ誰もやっていないというところが大きかったかもしれないです。まだ誰もやっていないのであればやってみるべきだろうと、今回発売されたコミックギア自身も挑戦的なマンガ誌ですので、変な言い方ですが、まずは失敗を恐れずなんでもやってみようという精神ですね。
DP:
eスポーツとはまったく異なる古い話ですがゲームをテーマにした漫画というとすがやみつる先生の“ゲームセンターあらし”が思い浮かびますが今回の連載にあたって参考にされたりしたのでしょうか?そのあたりはどうですかね(笑)
友吉先生:
あーはいはい(笑)いちおうeスポーツ漫画を描こうと思ったときに参考に読みました(笑)あらしの派手な演出はいいところだと思いますが“水魚のポーズ”のようなハチャメチャな技は出現しないと思いますよ(笑)
eスポーツのプロゲーマーは1日10時間練習するなど毎日努力していますので、漫画ではその辺の大変さ本気さを描きたいと思います。

友吉先生の作業場、ウォークラフトの壁紙が渋いです。近くには主人公が劇中で使用しているヘッドフォンがあります。
DP:
友吉先生ご自身はゲームをプレイされるのでしょうか?
友吉先生:
最近は忙しいので、なかなかプレイ出来ませんが、昔はよくオンラインゲームで遊んでいましたよ。漫画家を目指そうとおもった頃からあまり時間を割くことができなくなりました。
パソコンのオンラインゲームはよくやりましたね。RTSゲームだとエイジオブエンパイアから始まってスタークラフト、ウォークラフトⅢなどよく遊びました。
*RTSゲーム:リアルタイムストラテジー ターンではなくリアルタイムで進行していくアクション性をもったゲーム
DP:
RTSゲームの王道ですね。
友吉先生:
FPSゲームだとアンリアルトーナメントから入ってカウンターストライクとかにちょこちょこ手をだしてみたりなどですね。
*FPSゲーム:ファーストパーソン・シューティングゲーム 一人称で展開されるシューティングゲーム
DP:
なんか普通にゲーマーですね。
友吉先生:
いやいや。やってはいるのですが、あまりうまくないというかクラスメートの友達8人くらいで集まってずっとプレイしていたのですが、その中では僕が一番ヘタか2番目にヘタかというくらいでしたね。
DP:
ではeスポーツという存在自体は以前からご存じだったと?
友吉先生:
ハイ、ずっと前から知っていましたね。
DP:
今回、最後のページには、eスポーツとは何ぞやというコラムがありますね。これを見て「あ、ゲームやってらっしゃる方」なんだと確信しました。
難しいとは思いますが一番好きなゲームタイトルは? やはりRTSゲームですか?
友吉先生:
やはりスタークラフト、ウォークラフトなどのRTSゲームですかね。韓国のスタークラフトの熱狂は知っていましたので、その辺も漫画にしてみたら面白いのではないかなとは思っていました。
韓国ではテレビでゲームの専門チャンネルなどもあったりするので、日本でもそれぐらい盛り上がればいいですね。

製作はすべてパソコン上で行われ、紙と鉛筆は使わないそうです。
7回描き直した第一話
DP:
さて第一号が発売されましたが読者の反応はいかがでしょうか?
友吉先生:
eスポーツを既に熟知している方々などからは、若干、突っ込みどころがあったり物足りなさがあった様ですけど、僕としてはeスポーツを知らない人に読んでいただいてeスポーツの存在を知って興味をもっていただけたらなと思って描いています。
そういった方々からは「あ!こういう世界があるのだ、面白そうだな」という反応が多いですね。あまりディティールを細かくするとマニアックになって読者がついていけない可能性もありますからね。
今回の第一話に関しては実は7回書き直しをしました。最初のパターンでは主人公はいきなり試合に参加してプレイで才能を見せるという話だったり、またがらりと変わって元ボクサーという設定もありましたね。(笑)
DP:
ボクサーですか!それは動体視力がいいからという理由でしょうか?(笑)
友吉先生:
あと腕のスピードが速いとかですかね。(笑)でも足をけがしたことでボクサーをあきらめ、ゲームに出会うことでボクサーならではの動体視力や反射神経を生かしてゲーマーになるという話もありましたが、あまりにもテーマが重すぎて没になりました。(笑)
DP:
主人公の性格やプロフィールはどのように決められたのでしょうか? 最初は格闘ゲームのチャンピオンとしての登場でゲームに関してはそうとうの天才肌ですよね。
友吉先生:
主人公は天才肌でちょっと偉そうというキャラクターで、ある意味僕のあこがれをキャラクターに投影してみたということですね。どんなゲームも即クリアーという天才にあこがれますね。でもそれだけですと、ちょっとイヤな性格で好感度が下がりそうで(笑)
まあニートで親に借金があって親からみれば駄目な息子という扱いで昨今のインターネット事情をちょっと反映させていますね。僕自身にもそういう時期がありました(笑)

DP:
これからの展開が気になるのですが、どうなるのでしょうか? ニートの主人公がゲームという手段で社会的地位を獲得していくという方向や天才肌の主人公がライバル達を倒していくキャプテン翼的な展開などいろいろな方向がありそうですね。
友吉先生:
あまり詳しくはお話できないのですがチームメイトが出来たり個性的なライバルの出現など主人公のサクセスストーリーを楽しんでいただければと思って描いています。
DP:
今回の第一話ではFPSゲームではなく、RTSゲームを取り上げたのは何故でしょうか? 海外でeスポーツというと一般的には、まずはFPSゲームを思い浮かべるので意外でした。
友吉先生:
正直いうとどちらでも良かったのですが、カウンターストライクに代表されるようなFPSゲームではチーム戦ですが最初は1対1での真剣勝負を描きたかったというのが最初にありますね。RTSゲームですと個人戦でも心理戦など戦略的な表現もできますので。
DP:
それでは先々、仲間が増えてプレイするゲームジャンルがFPSゲームになるなど先々ありそうですね。
友吉先生:
FPSゲームはeスポーツには欠かせないですから、もちろんFPSゲームについても描いていく予定です。
DP:
あ! これはちょっとネタバレですか?
友吉先生:
あ、そうですね。でも当然の流れだと思いますのでいいかなと、でもそれはチームメイトが増えてからFPSゲームという流れになると思います。
DP:
お、これはいいニュースですね。5人チームですから、ゴレンジャー的キャラの立ち方もあるかもしれないですね。
友吉先生:
いや、それは・・・・。(笑)
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と言うわけで、友吉先生にお話を伺いましたがいかがでしたでしょうか? ご自身はゲーマーであることを否定されていましたが、なかなかどうして立派なゲーマーですよ。
今後eスポーツをどのように漫画で表現していくのか、気になる「GoodGame」の展開ですが今後の成り行き次第では、もしかしてアニメ化!? などeスポーツにとって明るい話題です。
皆さんも是非コミックギア連載の「GoodGame」読んでみてはいかがでしょうか?
友吉先生お忙しい中、ありがとうございました。
日本初のeスポーツ漫画「GoodGame」今後の展開楽しみにしています!
聞き手:TILTOWAITO
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出版社: 芳文社 コミックギア vol.1 絶賛発売中 (C)友吉/芳文社 関連URL 友毒屋hp 友吉先生のサイト |


























